上海放浪2001 |
上海2日目。朝からピーカンに晴れている。この日も暑くなりそうだ。朝食はツアーのセットになっていて、ホテルに5カ所ある任意のレストランで食べていい。最初は最上階の洋食のレストランへ入った。 【ホテル最上階からの眺め】 レストランの眺めは部屋とは逆の方角になる。眼下にはホテル自慢の庭があり、まわりはビル群である。公害でガスる事が多い上海の町の印象があったが、今回の旅行ではガスることもなく眺めはよかった。 朝食でも過剰な水分摂取を余儀なくされ(水、珈琲2杯、オレンジジュース、ヨーグルト)、腹一杯食べて部屋へ戻る。今日の予定は浦東(プートン)と豫園(ユーウェン)だ。昨日同様お迎えが来るのだが、時間があるので一人で淮海中路(ワイハイチュンルー)を散歩することにした。ホテルの門を出て右に曲がり、最初の交差点の左右の通りが淮海中路である。道の下は地下鉄1号線が走っていて、その交差点の駅が陝西南道駅になっている。この地下鉄は明日乗ることになる。 淮海中路はデパートも建ち並ぶショッピング街のようなものだが、まだ10時前なのでどの店も開いていない。東の方へ歩いて行きどんな店があるのか物色する。マクドナルドや伊勢丹はおなじみの店で、特に書店は押さえておく。中華料理の店も多く、考えてみたら上海の飲食店はほとんど中華料理の店で、それ以外と言えばファーストフードくらいしか見あたらなかった。 ホテルの戻り、シャワーを浴びて散歩の汗を落とす。部屋ではシュイさんがNHKのBS放送でイチローの試合を見ていた。中国に来てまで日本のテレビを見なくてもいいのに。上海ではNHK-BS放送の電波が漏れてきているので、自由に見ることが出きる。大きなビルには巨大なパラボラアンテナがたいてい設置ていて、気軽に日本の放送を見ることが出きるようだ。日本では中国の放送など見られないのになんだか不公平だ。このことは日本の周辺各国でも同じ事だろう。彼らは自由に日本の放送を見てその時事や文化について知ることができる。しかしながら日本では外国の放送を容易に見ることができない(と思う。見る方法を知っている人がいたら教えてもらいたいものだ)のではないだろうか。 再び6人乗車で浦東地区へ向かった。ここは日本の企業も進出している新しい商業地区と言ってもいいだろう。上海のシンボルとも言える東方明珠塔へ向かった。 【東方明珠塔】 アジア一高いテレビ塔。展望台は236mと350mの2カ所。料金はそれぞれ50元と100元である。日本一高い展望台はランドマークタワーの273mで、料金が1000円だったと思うのでここでの物価の差はない。我々は50元の方のチケットを買いタワーの中へと入っていく。この日は金曜日であったがそれなりに人は多く、エレベーターに乗り込むまでは10分ほど待つことになる。 236mの展望台からは360度上海の町並みが望める。黄浦江をはさんで外灘(ワイタン)には古い洋風建築物が並んでいる。窓ガラスには東西南北の目印とともに、各国の主要なタワーの高さを表示している。東の方向はもちろん日本の東京タワーで333m。 【テレビ塔からの眺め】 下を流れる太い川は黄浦江。揚子江が杭州湾に流れ込むバイパスのようなものだ。揚子江はこの川より遙かに太いのだろうから、日本の一級河川とは比べものにならないスケールの違いだ。 【金茂大廈】 世界で三番目に高い高さ450mのビル。54階から上がグランドハイアットホテルとなっており、上海で(料金が)一番高いホテルでもある。 テレビ塔の次はこの金茂大廈へ向かった。 【グランドハイアットホテル】 金茂大廈のビルの中。54階は喫茶店になっており、見上げるとSF映画に出てきそうな吹き抜けのアトリウムになっている。各階のホテルの部屋の前が回廊になっていて上からも見下ろす事ができる。何か落ちてきたら怖い感じだ。写真は一枚では収まらなかったので縦横2枚ずつ4枚撮って合成している。そのため若干歪んでいる。 Camera:CANON Power Shot S10 続き |
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