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香春岳-福岡県の山 香春岳-福岡県の山 来るたびに低くなる山 来るたびに低くなる山 【上空から一ノ岳を見る】
コース(タイム)五徳越峠(10:19)ー(11:22)香春岳 二ノ岳(11:34)-(12:30)五徳越峠
《山概略》
《香春岳へ》 五徳越峠には最近道標が整備され分かりやすくなっている。香春岳登山口とかかれた方へ向かって登山道を登っていく。それほどきつい登りでは無いが、3分と経たずに父がギブアップ。車の中で待つことになった。 道は三ノ岳岩登りコースとファミリーコースに分かれる。右手のファミリーコースに進むとやがて防火帯のような広い道となる。しばらく登りが続き、道は尾根からトラバースに変わる。植林の薄暗い中を進むと、香春岳の歴史が書かれた黄色い掲示板がある。香春岳は古代から鉱山として利用され、奈良の大仏や皇朝十二銭の原料として銅が採掘・精錬・鋳造されている。この山を登るものは、たいてい既知の知識である。
道は林道に出る。林道の右手はゲートがあり立入禁止となっている。一ノ岳と二ノ岳の鞍部に続く道である。ここを侵入する山行記録も見かけるが、ゲートの柱に更に虎ロープが張られ、登山者の侵入を強く阻んでいることがうかがえる。我々は林道を左に進んだ。 林道歩きがしばらく続く。林道の脇は石垣になっているが、いつの石垣だろうか。この山は平安時代に鬼ヶ城が築かれているので、その名残かもしれない。香春岳は石灰石でできているので、道には多くの白い石が転がっている。 林道を何度かカーブしながら上っていくと、三ノ岳への分岐がある。今回は二ノ岳へ行くので、そのまま林道を道なりに進む。道は稜線歩きとなり、正面には二ノ岳が見え、振り返ると三ノ岳の山頂が見える。やがて雑木林に入り、道が不明瞭になる。錆びた鉄管が散乱し、首の無い石像がある。
歩きにくい奥へと進み、左の方へ行くと香春岳山頂(468.2m)の道標がある。むき出しの三角点(国土地理院の基準点成果に記載は無いので違うかも)が立てかけてあるが、山頂からの眺めは良くない。東の方の町並みがチラリと見える程度だ。眺望を期待するなら三ノ岳に登った方が良いだろう。真上にドローンを数十メートルほど飛ばすと、一ノ岳の採掘の様子がよく見えた。
帰りは来た道を戻る。途中、ドリーネと書かれた指導標が薮の方を指していた。意味不明の言葉である。展望台のことかとも思ったが、そのまま通過した。帰ってから調べると、「石灰岩地域特有のすり鉢状の溶食凹地」ということだった。 ゆっくり歩いて往復約二時間で五徳越峠に戻った。天気も良く、今年の初登りも気持ちよく歩くことができた。 Camera:CANON EOS 6D Mark II
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