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牛斬山-福岡県の山 牛斬山-福岡県の山 蝶が舞い、香春岳を見据える展望の山 蝶が舞い、香春岳を見据える展望の山 【牛斬山頂から痛々しい香春岳を望む】
コース(タイム)五徳峠(09:50)-(10:48)牛斬山(11:16)-(12:24)五徳峠
《山概略》
《牛斬山へ》 五徳峠から正面に香春岳三ノ岳の三角の山容が見えているが、牛斬山はそれとは反対の後ろ側に位置する。目の前は樹林に覆われているので、山は見えないがガードレールの隣に分かりにくい登山口がある。登山口にはクマに注意ではなく、サルにエサを与えるなと書かれた看板がある。 登山口から細い道を上っていくとすぐに幅広に刈り払われた明るい場所に出る。防火帯だろうか、その真ん中に細い登山道が続いている。道の脇にはアザミが咲き誇り、様々な蝶が舞っている。斜面を直登し、振り返ると三の岳が見える。
登山道の両端は、植林や自然林が豊かだが、古い歴史のあるこの土地では銅の精製が行われていて、その熱源のため付近一帯の山は丸裸になったこともあるという。緑の再生能力は素晴らしい。 蝶を見つけてはそれを追いかけ、写真を撮るなどしたためなかなか前に進まなかったが、退屈することなく歩ける道だ。分岐に到着到着すると、左手がロマンスが丘と書かれている。ロマンスとは無縁の山のような気もするが、そちらではなく右手の牛斬山方面へ進む。
小高い丘を何度も越え、分岐の指導標に気をつけながら進んでいく。ある程度標高が高くなると、視界を妨げる木々はなくなり周辺の街並みが見えてくる。そして、牛斬山の山頂らしき山も見えてくる。山頂まではほとんど標高差は無さそうだ。草原の中を気持ちよく歩いて行くと牛斬山の山頂(580m)に到着する。
山頂には腰掛けるのにちょうど良い岩があり、そこからの眺めも素晴らしいが、奥の方に国見岩展望所というのがあるらしい。指導標に従ってその方へ進むと、少し下ったところに斜面に岩場があり、そこからは正面に香春岳の姿を見ることができる。採掘が進んで半分になった一ノ岳の上部は広大な広さがあり、無数の重機が石灰岩を集めているのが分かる。 下山は来た道を戻る。分岐は採銅所、福智山、円陣の滝と多々あり気をつけなければならないが、思いこみで一度間違えて引き返す場面もあった。登山口近くまで降り、蝶のよく舞う場所では時間をかけて蝶を撮り、ある程度撮り終えてから登山口の五徳峠に降りた。行動時間は二時間半ほどだが充実した山行であった。
Camera:CANON EOS 6D
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