週末は野山にいます


三浦半島の山

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▲円海山(2001.12.30)
▲大丸山(2014.02.02)
▲武山(2015.01.04)
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▲仙元山(2021.10.23)
▲鷹取山(2021.11.7)
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鷹取山-神奈川県の山

鷹取山-神奈川県の山

凝灰岩の岩山は見所多し

凝灰岩の岩山は見所多し

【鷹取山頂からの眺め】

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○山行情報
日程 2023年3月4日(土)
山名(山域) 鷹取山(三浦半島
入/下山地 神武寺駅/追浜駅
メンバー 伊達、黒岩、山本、福島
行動時間 3時間41分
歩行 距離登り下り歩数
6.3km198m198m---歩

鷹取山マップ

○コース(タイム)

神武寺駅(09:19)-神武寺-(10:47)鷹取山(11:03)-(13:00)追浜駅

 《山概略》
 鷹取山は神奈川県逗子市と横須賀市の境にある標高139mの山である。別名で湘南妙義とも呼ばれる凝灰質砂岩の岩山で、かつて石の切り出しが行われたため、至る所でその痕跡が確認できる山である。山頂に立つ岩壁は岩登りが禁止となっているが、休日には多くのクライマーが岩壁に取り付いている。
 鷹取山の由来は太田道灌が鷹狩りをしたことに拠るなど諸説あるようだ。

 《アプローチ編》
 久しぶりの仲間との山行で鷹取山へ行くことにした。何度か訪れている山であるが、見所も多く楽しめる山であるのが選定の理由である。自分以外は初めての山のようだった。
 京急の神武寺駅を集合場所にし、総勢4人で出発した。

 《鷹取山へ》
 神武寺駅前には鷹取山のハイキングマップの案内板があるが、ハイキングコースは倒木のため通行止めと書かれている。まさにこれから歩くコースなのだが、あまり気にせず出発した。
 駅前の車通りを左に曲がり、線路に沿ってしばらく進み、逗子中学校の角を右に入る。鷹取山方面と書かれた指導標もあるので分かりやすい。中学校のグランドは部活だろうか、多くの生徒で賑やかだ。




 右手に公衆トイレがあり、道なりに進んでいくと老人ホームがある。老人ホームの敷地の仲には石切場があるので、事務所に声をかけてから石切場の見学をする。いつもは素通りの場所だが、今回は初めて見学することになる。建物の裏手を少し上ると石切場跡の回廊がある。大きな壁面には俳句が刻まれ、「ふり向けばうしろにも居りみちおしえ」と書かれている。このあたりの石は池子石と呼ばれ、明治の末頃から大正時代にかけて切り出されたようだ。
 石切場を出て、山道のハイキングコースとなる。うっそうとした緑の中を上っていくと神武寺の境内に出る。そう言えば駅前で通行止めの案内があったが、そのような場所はなかった。
 神武寺の晩鐘を見て、薬師堂の方へ行くとかながわの名木100選であるなんじゃもんじゃの木がある。ホルトノキで、樹高は20m、樹齢は400年である。鉄柵で囲まれているので貴重な木なのだろう。



 薬師堂の脇にハイキング道は続いている。目立たない場所に女人禁制の碑が有り山道が続く。鉄塔の下を通過するとき、眼下に横横道路が見え足下のトンネルに道が続いている。椿の並木を通り抜けると、お気楽ハイキングコースには珍しく鎖場がある。トラバースの道で、そこを過ぎると鷹取山山頂の岩場に出る。



 垂直に延びる壁では、多くのクライマーが岩登りをしている。岩壁を回り込み、奥へ行くと岩の上へ上がる階段がある。山頂はその階段の上になるが、三角点はなく、高さ5mほどの展望台がある。展望台からは富士や横浜の高層ビル群、日産の追浜工場などを見渡すことができる。
 展望台から降りて、岩場のテラスで昼食休憩にする。日差しがあって暖かく、花粉症も発症しないので快適だ。小一時間休んで、追浜駅方面へ下った。鷹取山山頂には管理人詰所の隣にトイレがある。
 切り立った岩の下を回り込むように進み、道を下っていくと最後の見所である磨崖仏がある。高さ8mの弥勒菩薩像で地元の彫刻家の作品である。



 磨崖仏の横を通り、岩壁の回廊を通り抜けて、柵に沿って進み、階段を下ると住宅地に出る。住宅地の道を緩やかに下っていくと、国道16号線に突き当たる。右に曲がると京急の追浜駅である。
 まだ時間があるので、この後電車で横須賀まで行き、三笠公園で東郷像を見て、戦艦三笠の見学をした。何度か来ている戦艦三笠だが、艦内のコンテンツは日々進化し、VRで日本海海戦を体験できるコーナーができていた。この日は艦橋部分は工事中で、そこだけは入れなかった。
 三笠公園を出て横須賀中央駅まで戻り、この日は解散となった。

Camera:CANON EOS M6