週末は野山にいます

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吉野山-奈良県の山

吉野山-奈良県の山

尾根伝いに桜を観賞

尾根伝いに桜を観賞

【金峯山寺を望む】

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○山行情報
日程 2022年4月2日(土)
山名(山域) 吉野山(大峰山
入/下山地 吉野駅
メンバー 林夫妻、山地、山地、岡西、嶋田、福島
行動時間 4時間29分
歩行 距離登り下り歩数
13.2km736m736m--歩

吉野山マップ

○コース(タイム)

近鉄吉野駅(11:10)-金峯山寺-奥千本口バス停-高城山-(15:39)近鉄吉野駅

 《山概略》
 吉野山は奈良県中部にある吉野町にある尾根の山並みの総称。吉野山という山頂はなく、地図では高城山や青根ヶ峰などのピークが確認できる。春の桜が有名で、主にシロヤマザクラが4月上旬から中旬にかけて山を花で埋め尽くす。吉野山の桜の道は、修行道の大峰奥駆道の北端となっている。
 吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」は、2004年7月に世界遺産に登録されている。

 《アプローチ編》
 吉野山の桜は単独で行くことはなかったのだが、仲間が行くというので参加することにした。コロナ禍とは関係なく、元々人混みは避けたかったのだ。しかし当日は思ったほど混んではなかった。
 奈良県の吉野山へは横浜からのアプローチとなる。新横浜からのぞみ3号に乗り、京都駅で近鉄京都線に乗り換え橿原神宮前駅まで乗車。続いて近鉄吉野線に乗り換え、終点の吉野駅へ。自宅からおよそ5時間かかってスタート地点に到着した。
 今回は7人という大所帯。二人は地元関西在住で、四人は関東組で大阪あたりで前泊していた。




 《吉野山へ》
 吉野駅前は多くの人でごった返し、駅前のトイレには行列ができている。7人がそろったところで、吉野駅前を出発した。駅前からまっすぐ進むと左右には露店が並び、登り坂の遊歩道になる。
 七曲がりの道のあたりが下千本で、7分咲きぐらいだろうか白やピンクの山桜が咲いている。沿道には桜だけでなく、ボケやミツマタも花を付けている。写真を撮りながらゆっくり進んで黒門をくぐる。



 続いて階段を上り堂の鳥居をくぐる。工事のパネルに囲まれた蔵王堂を回り込み、眼下に妙法殿三重塔が桜に囲まれ映えているのが見える。このあたりが一番桜の花付きが良い。
 国宝である金峯山寺蔵王堂の正面に出ると、大きなお堂に圧倒される。中には日本最大の秘仏本尊が祀られ、この時期は特別開帳され拝観することができる。特別拝観料は1600円とお高いが、この機会なので拝観することにする。彩色された巨大な3体の金剛蔵王大権現をじっくりと拝観した。



 蔵王堂の前のベンチに腰掛け昼食休憩を取る。各自事前に用意した弁当などを食す。自分は橿原神宮駅で買った、柿の葉寿司だ。柿の葉をそのまま食べて良いのか分からず、丸ごと食べたが、食べない方が良かったようだ。



 休憩後、遊歩道をさらに上っていく。尾根歩きの左手は、中千本で斜面を一望できるが、桜は満開とは言えず、三分咲きくらいだろうか。しばらく歩き、高度を稼ぐと眼下に蔵王堂方面が一望できる。尾根に沿って建物が建ち並んでいるのが分かる。その回りを桜や針葉樹が取り囲んでいる。
 上千本のあたりの桜は全く咲いていない。そのためか、人通りも少なくなってくる。吉野水分神社へ立ち寄る。ここも世界遺産の構成要素の一つで、神殿の茅葺きの屋根は年季が入っている。



 高城山のピークは巻いて、修業門と書かれた鳥居をくぐり、一直線の坂を登っていくと金峯神社に突き当たる。標高は740mほどで今回の登りはここまで。ここから引き返すことにする。金峯神社の下に、義経隠れ塔というのがあるようで、立ち寄ると、お堂のような小屋がある。その先に展望台があり、吉野の町や高取山方面が一望できた。
 来た道を一気に降りていく。途中、バスに乗ろうかという話も出たが、けっきょくそのまま歩き続けて駅に到着した。帰りの電車の特急は満席で、普通電車に乗ることになるが、吉野線は単線なので、特急だろうが普通だろうが、乗った電車が最短で目的地に着くことになる。橿原神宮行きの普通電車に乗り、自由解散となる。

Camera:CANON EOS M6