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霧ヶ峰-日本百名山 霧ヶ峰-日本百名山 再訪、雪の霧ヶ峰 再訪、雪の霧ヶ峰 【雪原のヒュッテに向かって】
コース(タイム)山頂リフト(11:10)-(11:15)車山-(12:12)コロボックルヒュッテ-(13:27)車山-(14:48)スキー場駐車場
《山概略》
《車山へ》 リフトの前は長い行列ができている。スキーヤーやボーダーに混じって列に並ぶと数分でリフトに乗ることができた。リフトに乗って空中を移動している間は寒さが増してくる。気温は氷点下で、山頂が近づくほど風が強くなる。リフトを一度乗り継ぎ山頂直下に到着する。リフト基地の外は想像以上に風が強く、体感温度はマイナス10度以下だ。スパッツ装着や防寒準備を行い、外に出た。 目の前の斜面を登るとすぐに球体のアンテナが見えてきて山頂が近い。風は唯一地肌を出している顔に吹き付け、冷たさで痛いほどだ。風が強いのは山頂付近だけなので、しばらくの我慢だ。車山神社四之御柱の前を通過し、球体アンテナの方へ向かった。このアンテナは、車山気象レーダー観測所で、ここから発射した電波により雨や雲を測定し、天気予報に利用しているそうだ。
球体アンテナがあるところが車山山頂(1925m)で、雪原の山頂からは360度の眺望が得られる。しかし、雲が多くかかり眺望は50%程度だ。目の前の蓼科山や八ヶ岳も雲に覆われている。山頂でじっとしているのは寒いので、すぐに移動することになった。スキーコースに沿って東の斜面を下り、雪に覆われた車山湿原の方へ回り込んでいった。
道には柵が出ているので、雪はそう深くないようだ。柵に沿って夏道と同じ道を歩いた。車山湿原は雪原となっている。左手には車山山頂のドームが見えている。 道なりに進むと正面に山小屋が見えてくる。周りが木々で囲まれ、屋敷林のようだ。道は山小屋に向かっている。
ヒュッテの先の建物の軒先で風を避けて昼食休憩を取った。コンビニで買った巻き寿司は半ば凍りかけていたが、熱いお茶で胃の中に流し込んだ。近くには駐車場があり、車が何台か駐まっていた。ビーナスラインはどこまで車で入れるのだろうか、この先は八島湿原に通じているはずだ。
車山湿原を回り込んで、西側から車山の山頂に再び向かった。緩やかな登りをスノーシューで歩き、強い風に吹かれながらドーム横の山頂へ立った。山頂にはドーナツ形の方位盤があるのに気づいたが、周りの山なみは雲に覆われ同定ができない。山頂はほぼ素通りで、ゲレンデを下った。
ゲレンデはひっきりなしにスキーやスノーボードが下っていくので、登山者は隅の方を歩かなければならない。ゲレンデの中をうろうろしようものなら係員が来て、危ないので隅を歩くようにと指導される。登山者は我々だけではなく、十数人の団体パーティーも歩いていた。 スキー客で賑わうゲレンデの麓まで下り、レンタルスノーシューを返却した。この日は風が強く条件が悪かったので、ゆっくりできず行動時間は短くなった。しかし、久しぶりの極寒を体験することができた。このあとはホテルの宿泊で、温泉と夕食のすき焼きが待っている。今回は雪山よりもこちらの方が楽しみだったりする。宿泊するのは、八ヶ岳の麓にある蓼科グランドホテル滝の湯。一部改装中なので安い料金で泊まることができた。温泉は離れの信玄野天風呂で、冷え切った体をじっくり温めた。翌日は、八ヶ岳の北横岳へ行く予定だ。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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