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秋田駒ヶ岳−日本二百名山 秋田駒ヶ岳−日本二百名山 高山植物と温泉の宝庫 高山植物と温泉の宝庫 【ムーミン谷のお花畑】
コース(タイム)八合目(6:30)−(7:58)男女岳−湿原−(10:15)横岳−(11:07)八合目
《山概略》 【アルパこまくさバス停】 アルパこまくさはちょっとした高台にあり、そこからの眺めも良い。写真奥の駐車場はかなり広く余裕がある。 《秋田駒ヶ岳へ》 秋田駒ヶ岳にはその名のピークが無く、男女岳(おなめだけ)、男岳、女岳、横岳と言ったピークがある。最高峰は男女岳なので、まずはそこを目指すことにした。 登山口には7/17、旧道に熊の親子が出たとの掲示がある。今回東北に来て三つ目の山だが、いずれも最近熊が出没している情報があった。気休めではあるが、一応ザックには鈴を付けている。 八合目登山口からは西の方へ男女岳を反時計回りに回り込むように歩く。さっそく道脇には様々な花が咲いているので写真を撮りながら歩いた。前を家族連れが歩いていたが、彼らは花には見向きもせずに黙々と歩いている。気がつくとあっという間に先の方を歩いていて視界から消えた。
写真を撮るために立ち止まると、虫達が寄ってくる。ここでも虫除けスプレーを噴霧しながらの行動となる。今回の東北行でスプレーが1本カラになった。 歩き始めてすぐ左手に硫黄鉱山跡が見える。ここだけ草木も生えぬ地肌が露出し、硫黄のにおいがする。その先が片倉岳で、展望台となっている。ガスが多く遠くの山並みは見えないが、田沢湖を見ることができた。
男女岳を半分ほど回り込んだところでその全貌が見えてくる。綺麗なコニーデ型をしている。遊歩道は木道に代わり、前方に阿弥陀池が見えてくる。池の縁に沿った木道を歩き、池が途切れたところで左手に男女岳の登り口がある。 男女岳の登り道は、はじめは石が敷き詰められた道だが、その後階段が続く。一気に直登と思ったが、上の方はつづらになっている。
男女岳(1637.4m)に到着。女目岳とも書かれている。ここが秋田駒ヶ岳の山頂だ。一等三角点もあるが、標石は完全に浮いている。標高は低くなっているのだろう。周辺は相変わらずガスに覆われ景色がない。かろうじて直下の阿弥陀池を見下ろすことができる。 【阿弥陀池と男女岳】 男女岳を降り、阿弥陀池を回り込んで男岳の方へ向かう。男岳手前のコルまで至り、男岳には向かわず、そのままコルの奥へ下る。以前も来たことがある勝野さんによると、この先に花がよく咲いている場所があるらしい。急な斜面を下っていくと数人の登山者とすれ違う。後方には男岳、右手には女岳、前方左には横岳とピークに囲まれ、山肌は一面緑である。久住の坊ヶ鶴を思い出させる光景である。
様々な花を愛でながら緑の中の木道を歩き、駒池のところで休憩する。人が来る気配もないので、木道の上で横になると気持ちが良い。 駒池から横長根の尾根へ向かうと風景はがらりと変わる。緑から黒に変わるのである。草木も生えない火山礫の斜面をトラバースする。雑草も生えない火山礫でも、ところどころにコマクサの可憐な花が咲いているのが不思議だ。 横長根に合流すると、横岳に向かっての急登となる。大焼砂では両脇にはロープが張られ、植生が保護されている。このあたりにかけてコマクサの群落がよく見られる。
横岳(1582.7m)を通過すると、八合目登山口へ向かっての下山となる。ケルンが積まれた焼森山頂を経由し、あまり整備が行き届いていない急な下り坂を進むと、八合目まであと5分の標識がある。そして八合目の小屋の前に出る。ちょうど水場があったので、秋田駒の名水で喉を潤した。 バス停まで行くとちょうどバスが待っていた。遅れて降りてきた大山さんも無事にバスに乗り込み、慌ただしくアルパこまくさまで戻った。 下山後の楽しみである温泉だが、アルパこまくさにも温泉はある。しかし、ここは秘湯で名高い乳頭温泉へ行くことにした。その中でも有名なのが鶴の湯である。山の奥深く車で入り込むと、そこは秘湯とは名ばかりで駐車場には車が溢れ、多くの人がぞろぞろと歩いている。目指すは露天風呂で、乳白色の不思議な湯に浸かった。
Camera:SONY DSC-WX1
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