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野山放浪山-2008年GWの旅

マイカーで西を目指して山と国宝巡礼

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日程 2008年04月28日-05月04日
移動距離 2,572.4km
山行数 6
ガソリン消費 149.27L(12.93Km/L)
費用 82,295円
主な国宝 臼杵石仏群、富貴寺、功山寺、聖林寺、談山寺、室生寺


コース(タイム)

4/28横浜−明石大橋−4/29香川琴平−4/30東赤石山−九四フェリー−5/1大分県−福岡県−5/2下関−5/3平尾台−名門大洋フェリー−5/4大阪−奈良−横浜

 今回の連休は四国を経由して福岡入りすることにした。四国では丸二日間滞在する予定を立て、まずはまだ訪れたことのない金毘羅さんを訪れることにした。金毘羅さんといえば、今の子はどうだか知らないが、金毘羅船々〜♪という誰でも知っている歌のフレーズの、あの金毘羅さんである。奥社まで1,368段の石段があることで知られ、よほどの体力自慢でないと詣でることができないといわれている(ことはない)。山の上のほうにある神社ならば、その上には山頂があるはずだと調べてみると、大麻山という山頂があることがわかった。奥舎は序の口で、大麻山を目指すことにした。さらに、讃岐富士と呼ばれている綺麗な円錐形の飯野山も加えることにした。そして二日目は、メインの笹ヶ峰(当日に東赤石山に変更)を計画した。

【4月28日】
04:40 自宅を出発
05:16 厚木IC→富士川SA(06:35)
 静清・藤枝・掛川・袋井・磐田・浜名・潮見各バイパス通過
10:19 豊橋南イオン
12:50 東海IC→みえ川越IC(13:19)
15:04 甲賀土山IC→尼崎IC(17:08)
▲明石海峡大橋

 神戸市通過
18:53 布施畑IC→明石海峡大橋
 明石海峡大橋の入り口が実にわかりにくい。もちろんカーナビに従って走っているのだが、道路標識の示す方向をことごとく無視しているのである。そもそも海岸線の大通りを走っていたら、大橋の入り口くらいありそうなものだが、道は山のほうへと導かれていく。ずいぶん遠回りをしながらもようやく淡路方面の高速に乗ることができた。そして車の量が極端に少なくなる

20:41 鳴門本線IC 5,008円
津田の松原SAで車中泊(歩数:5,925歩、移動距離:699.3km)


▲金刀比羅奥宮
▲善通寺
▲飯野山(讃岐富士)
【4月29日】
05:52 善通寺IC
 インターを降りて早朝の香川の町を走る。目指すは琴平町の金比羅さんである。

 >> ▲大麻山山行へ

 善通寺
 善通寺は真言宗の開祖、弘法大師空海の生誕地である。大同2年(807)に唐から帰国した大師によって、真言宗最初の根本道場として建立され、創建1200年の古刹である。長安で恵果和尚に師事した青龍寺を模して建立した寺とも言われている。四国八十八ヶ所霊場第七十五番札所。
 善通寺境内で一番の見所は大楠で、空海誕生前からあったようだ。樹齢1300年以上、樹高29m、目通り幹周12.36m、県の天然記念物に指定されている。

 >> ▲飯野山山行へ

 新居浜温泉パナス
 この夜の車中泊は別子道の駅である。駐車場の様子が全く分からなかったが、着いてみるとマイントピア別子の駐車場と共有だった。マイントピア別子は別子銅山のテーマパークのようなもので、温泉もあるレジャー施設である。駐車場は広く、24時間開いていて、トイレもあるので車中泊にはもってこいの場所である。しかし、夜中ともなるとどこからわいてきたのか、ローリング族が集まり山道を爆音を上げて走り回るので、快眠とは言えなかった。
マイントピア別子で車中泊(歩数:25,663歩、移動距離:183.9km)




▲佐賀関行きフェリー
【4月30日】

 >> ▲東赤石山(1,706m)山行へ

14:32 いよ西条IC→伊予IC(15:34)
17:30 三崎港発→佐賀関着(18:40)
 四国から九州へは佐田岬半島の三崎から大分県の佐賀関までフェリーを利用する。名称が国道九四フェリーと言うことから海の上が国道になっている。国道197号は、高知市から大分市を総延長223kmで結び、海上部分は31km(九州・四国の最短部分)となっている。フェリーはその間を70分間で結んでいる。
19:42 大分米良IC
大分松岡PAで車中泊(歩数:21,802歩、移動距離:295.8km)


▲臼杵石仏
▲富貴寺
【5月1日】
07:03 大分宮河内IC
 臼杵石仏へ
 臼杵石仏は、小学生の頃に訪れたことがある。中尊大日如来像の仏頭が胴体の脇に置かれていたのが印象的で、九州の家庭にはたいてい、この仏頭のミニチュアが玄関先に飾られていたのではないだろうか。それも、木彫りの熊が鮭をくわえた置物とともに。土門拳の写真も有名である。臼杵磨崖仏のほうは1980年から保存修理工事が行われ、仏頭は元の位置に戻され覆屋も設置されている。そして1995年にこれら59体の磨崖仏が石仏としてははじめて国宝の指定を受けている。
09:17 臼杵IC→速見本線IC(10:06)

 >> ▲田原山(鋸山)542m山行へ

 登山口駐車場から車に乗り、鋸山トンネルを抜けて国宝の富貴寺へ向かった。
 富貴寺は平安時代に開かれた寺院。国宝に指定されている阿弥陀堂は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、現存する九州最古の木造建築物である。堂内に収められている本尊の阿弥陀如来像は一本の茅の巨木から仁聞菩薩の手によって刻まれたと伝えられる。
 実家へ帰り、久しぶりに布団の上で寝る。
 福岡泊(歩数:8,494歩、移動距離:207.3km)


▲功山寺
▲赤間神宮
【5月2日】
 海を越えて山口県下関へ。向かった場所は下関の功山寺。
 功山寺は後醍醐天皇の嘉暦2年(1327年)に建立された名刹。当時は長福寺。仏殿は鎌倉時代の様式である唐様建築の典型的遺構で昭和28年国宝に指定されている。境内には明治回天義挙の兵を起こした高杉晋作の像がある。訪れたときはちょうど仏殿開扉が行われており、千手観音菩薩座像などが拝観できた。
 続いて赤間神宮へ。壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇を祀る神社。平家ゆかりの資料を納めた宝物館や、平家一門の七盛塚、耳なし芳一の像を祀った芳一堂がある。毎年5月には、壇之浦の合戦で源氏に敗れ入水した安徳幼帝を偲んで「先帝祭」が行われるが、訪れたときがちょうどその日にあたり、平家の女官に扮した人たち(なぜか外国人が多い)が赤間神宮へ参拝する姿を再現していた。
 
 福岡泊(歩数:4,715歩、移動距離:98.3km)


▲平尾台
【5月3日】

 >> ▲貫山(711.6m)山行へ

目白鍾乳洞
 ガソリン値上げ後初めて給油する。リッター147円で、三日前に愛媛で入れたときより23円上昇している。満タン50リットルで1000円以上の負担増である。ふだん車は乗らないのに、連休が終わってから値上げと言うことは考えなかったのだろうか。
17:00 新門司港発
名門大洋フェリー泊(歩数:12,690歩、移動距離:539.5km)


▲聖林寺
▲談山神社
▲室生寺
【5月4日】
5:45 大阪南港着
 前夕新門司港を出港した名門大洋フェリーは12時間あまりをかけて大阪南港に到着。フェリーからはき出されたマイカーで、まっ先に天保山へと向かった。天保山は日本で一番標高の低い山として知られている。

 >> ▲天保山山行へ

 天保山のあとは横浜へ帰るのだが、途中奈良の寺社を巡ることにする。いつもは国道25号線を利用しているが、その少し南に平行している165号沿線に古刹が多い。予定では室生寺だけを訪れるつもりだったが、聖林寺や談山神社も訪問した。
08:00 聖林寺
08:31 談山神社
09:57 室生寺
14:29 岡崎IC→浜松IC(15:47)
 磐田・掛川・藤枝各バイパス経由
17:40 静岡IC→横浜町田IC(20:44)
 JHの渋滞予測は不思議と良く当たる。その予測通り、東名高速の大井あたりから渋滞が始まった。長い行程の最後で渋滞するのは余計に疲れるが、避けようがないので仕方がない。
20:56 自宅に到着(歩数:978歩?、移動距離:558.1km)


Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2

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